<p>IdeaCentre A720は、液晶ディスプレイとPC本体が一体になった、いわゆる液晶一体型PCだ。その姿は、27型ワイド液晶ディスプレイが、ドンと据え置いているのに等しい。ボディのパネルはアルミニウムを採用して、マットな仕上がりで高級感がある。PC本体(システム基板やストレージデバイス、光学ドライブなど)は、ディスプレイのスタンド部分に格納する。ディスプレイ部分とスタンドを含めた本体サイズは、650(幅)×220(奥行き)×480(高さ)ミリで、重さは約11キロ。設置に要するスペースが、ほぼディスプレイ分だけで済むので、27型ワイドというサイズでも、配置できる自由度は意外と高い。特に単身者向け住宅で部屋数とスペースに制約のある場合、特に恩恵を受けるだろう。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-x60.html">IBM ThinkPad X60 バッテリー</a> </p> <p> IPSパネルを採用したディスプレイの発色は良好で、静止画を見るにしても動画コンテンツを見るにしても満足できる画質を楽しめた。また、本体にHDIM入力を備えているので、メインで使うPCのサブディスプレイにしたり、HDDレコーダー経由でテレビ代わりにしたりといったこともできる。このように、PCの新規導入だけでなく、既存環境への組み込みも配慮している点は評価したい。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-x60s.html">IBM ThinkPad X60s バッテリー</a> </p> <p> 液晶ディスプレイ部分の形状はフルフラットで、厚さは約18ミリと薄い。パネルにはグレア加工を施している。液晶ディスプレイ部分とスタンドをつなぐアームは、左右の首振りに対応していないが、上下の可動域が広い。ディスプレイ面を完全に天井を向けた状態で&quot;テーブルPC&quot;のように扱ったりできる。液晶ディスプレイ部分を動かすときには、ほとんど力もいらず、スッと動くので使いやすい。 <a href="http://www.batteryjp.com/lenovo-thinkpad-x61.html">Lenovo ThinkPad X61 バッテリー</a> </p> <p>IdeaCentre A720のスタンドは、2カ所で角度を変えられる。2カ所の可動部は連動しており、それぞれを独立して変更できない。そのため、角度とディスプレイの位置の関係もほぼ固定で、&quot;ディスプレイを手前に出す&quot;&quot;ディスプレイを奥に引っ込める&quot;という設定はできなくなっている。 <a href="http://www.batteryjp.com/lenovo-thinkpad-x61s.html">Lenovo ThinkPad X61s バッテリー</a> </p> <p> また、液晶ディスプレイを立てた状態で使用する分には省スペースだが、水平に倒して利用することを前提とするならば、液晶ディスプレイのサイズだけ設置場所を確保する必要がある。さらに、水平にした状態でどのように使うのかも考えてIdeaCentre A720を設置しておきたい。220ミリという奥行きを生かして、普段は壁際に設置して、みんなで使う水平状態にしたときだけリビングのテーブルに移動しようとしても、本体が約11キロとなかなか気軽に動かせる重さではない。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-x41-tablet-series.html">IBM ThinkPad X41 Tablet バッテリー</a> <br /> </p> <p> 液晶ディスプレイを水平に倒せる液晶一体型PCは、レノボ以外にもAcerなどが発表しているが、多人数参加のゲーム以外では、アプリケーションを含めて具体的な利用シーンを提案するまでにいたっていない。水平になったディスプレイを複数のユーザーが取り囲んで使って意味のある利用目的とそのためのアプリケーション(テーブルを囲むすべてのユーザーが同じように使えるように、上下左右が関係ないユーザーインタフェースなどを導入する必要がある)が登場して、ようやく有効な機能としてユーザーに利用してもらえるのではないだろうか。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-z60t-series.html">IBM ThinkPad Z60t バッテリー</a> </p> <p> 標準で無線接続のマウスとキーボードが付属する。マウスは卵形状に近く、独自ボタンもない扱いやすいので、そのまま使用しても不都合はない。一方、キーボードは、デザインを本体と統一しているものの、レイアウト、キーを押したときの感触などに独特の&quot;クセ&quot;があるので、慣れるまで時間がかかる。慣れる前に、デスクトップPC用のキーボードを別途導入するのも解決策としては速いかもしれない。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-z61t-series.html">IBM ThinkPad Z61t バッテリー</a> </p> <p> フルサイズキーボードではなく、ノートPCのIdeaPadシリーズに似たキーレイアウトになっている。Enterキーは縦に細く、その右隣は「Home」「End」「PgUp」「PgDn」キーが並ぶ。評価担当者は慣れるのに時間がかかり、最終的には、普段から使用しているキーボードを導入して操作していた。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-r60.html">IBM ThinkPad R60 バッテリー</a> </p> <p>評価機が導入していたOSは、64ビット版 Windows 7 Home Premiumで、タッチ操作に対応しているものの、&quot;気持ち使いやすい&quot;程度のUIに過ぎない。それもあってか、デフォルトの設定では「画面上の文字を読みやすくします」の設定が「中(M)-125%」になっていた。この状態で「閉じる」ボタンがほぼ指先大のサイズになり、ソフトウェアキーボードの入力以外は快適にできた。ドラッグやコンテキストメニューの表示など、片手で操作しつつ、文字入力だけはキーボードで操作するという、タブレットデバイスに体が慣れてしまったノートPCユーザーにしてみれば、IdeaCentre A720の&quot;画面のタッチ&キーボード入力&quot;操作は快適だ。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-r60e.html">IBM ThinkPad R60e バッテリー</a> </p> <p> <a href="http://www.batteryjp.com/dell-latitude-e6400.html"><img src="http://www.batteryjp.com/img/dell-latitude-e6400-battery.gif" alt="dell latitude e6400 バッテリー" width="180" /></a></p> <p> レノボが用意した独自のソフトウェアも、タッチパネル操作を前提としたものをそろえている。「Idea Touch」「Lenovo Camera Fun Zone」は、主にエンタメを意識したものになっている。Lenovo Camera Fun Zoneには、本体正面にあるウェブカムを利用して楽しめる、&quot;体感ゲーム&quot;を複数収録する。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-t60.html">IBM ThinkPad T60 バッテリー</a> </p> <p> 「Idea Touch」はタッチ操作で、動画や音楽、電子書籍、ゲーム、写真、ウィジェットにアクセスできるユーティリティで、そのデザインと操作方法はAndroidタブレットデバイスのホーム画面に近い。プリインストールしているゲームタイトルには、「Angry Bird」をはじめとして、「Fruit Ninja」や「Piano」といった10点マルチタッチに対応したものを用意している。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-latitude-e6400.html">Dell Latitude E6400 バッテリー</a> </p> <p> 大画面でプレイするAngry Birdは、弾道計算が容易でハイスコアを狙いやすい。なお、ゲームを別途インストールしても、マルチタッチを活用できる。もちろん、ゲームタイトルごとでセキュリティが異なるため、うまく動作しないタイトルもあるが、FPS系のゲームでは、エイミングをタッチパネル側で慎重にドラッグして、マウス側で射撃入力といったことも行えた。移動しながらのアサルトプレイは難しいが、スナイピングはだいぶ精度よくできる。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-latitude-e6500.html">Dell Latitude E6500 バッテリー</a> </p> <p> タッチの反応速度は、現在流通しているスマートフォンやタブレットデバイスと同じ感覚だ。従来、Widnowsを導入するタッチパネル搭載デバイスの多くは、システムのスペックが低いと反応が微妙に鈍かった(この、&quot;微妙&quot;が操作における快適さを大きく損ねる)が、IdeaCentre A720は、CPUにクアッドコアのCore i7-3610QM(2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz、TDP 45ワット)ということもあり、レスポンスはいい。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-latitude-e6400-atg.html">Dell Latitude E6400 ATG バッテリー</a> </p> <p>IdeaCentre A720は、BTOで選択できるシステム構成は用意しない。ハードウェアの構成は1種類だけで、その内容はハイスペックなノートPCと共通する。CPUはCore i7-3610QM、メモリにDDR3 1333MHzを8Gバイト(4Gバイト×2)、また、ディスクリートGPUとしてNVIDIAのGeForce GT630Mを搭載する。データストレージは、1TバイトのHDDのみで、評価機材はWestern DigitalのWD10JPVTを採用していた。なお、最近、導入例が増えているeSATA接続の小容量SSDを疑似キャッシュとして利用するIntel Smart Response Technologyには対応しない。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-precision-mobile-workstations-m2400.html">Dell Precision Mobile WorkStations M2400 バッテリー</a> </p> <p> 本体搭載のインタフェースには、2基のUSB 2.0と2基のUSB 3.0、1000BASE-Tまで対応する有線LAN、マイクとヘッドフォンのコネクタ、HDMI入力、HDMI出力、6-inー1カードリーダ(SDメモリーカード、SDHC、SDXC、MMC、メモリースティック、メモリースティック PRO対応)、Blu-rayコンボドライブを備える。電源スイッチは液晶ディスプレイの右側面にあり、しばらく探してしまったが、慣れてくると使いやすい位置だ。無線接続は、IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANと、Bluetoothが利用できる。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-precision-mobile-workstations-m4400.html">Dell Precision Mobile WorkStations M4400 バッテリー</a> </p> <p>IdeaCentre A720の性能を検証するためにベンチマークテストを行った。用いたのは、3DMark 11、PCMark7、ストリートファイターIVベンチマークで、Windows エクスペリエンスインデックスも確認している。上記スペックからも推察できるように、メールやWebブラウジング、オフィスアプリケーションの利用であればストレスを感じることなく、画像加工や動画編集といった処理でもGPUの支援を受けられるので快適だった。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-precision-mobile-workstations-m6400.html">Dell Precision Mobile WorkStations M6400 バッテリー</a> </p> <p> PCゲーミングについては、バリュークラスのGPUということで、最新の3D効果を利用する重いゲームタイトルは困難だろうが、画質設定を低く抑えれば、実用的なフレームレートで動作する。また、CPUを酷使するタイトル、例えば、ファンタジーアースゼロであれば問題なく動くのを確認できた。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-latitude-d620.html">Dell Latitude D620 バッテリー</a> </p> <p> さらに、CPUによる画像処理では、クアッドコアのCPUのおかげもあってとても快適だった。PhotoshopやDTP系レイアウトアプリケーションをよく使うユーザーもチェックしておきたいところだ。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-latitude-d630.html">Dell Latitude D630 バッテリー</a> </p> <p> なお、高負荷時で発生する騒音は、ほとんど気にならないレベルだ。ベンチマークテストなどでフルロードが長時間続くと、さすがにうるさく感じたが、それでも、音楽を流しておけば気にならない。

 </li>

<a href="http://www.batteryjp.com/dell-precision-m2300.html">Dell Precision M2300 バッテリー</a> </p> <p>IdeaCentre A720は、テーブルのように水平にして使える27型ワイド液晶ディスプレイを生かしてリビングにおいて使うシーンがイメージしやすい。10点同時タッチに対応するタッチパネルが生きてくるのも、大人数が集まるリビングになるだろう。デザインも武骨な印象はなく、リビングの景観を損なわない。ただ、本文でも言及したように、注目の&quot;水平に倒せる液晶ディスプレイ&quot;については、利用方法においても使うための設置場所においても、意外と苦労しそうな予感がする。 <a href="http://www.batteryjp.com/dell-inspiron-15.html">Dell Inspiron 15 バッテリー</a> </p> <p> ただ、そういう、デザインとギミック以外の視点で評価しても、個人の部屋で使うメインPCに耐えうる処理能力を備えている。パワーユーザー向けの提案としては、サブPC兼マルチディスプレイとしての運用を勧めたい。「デュアルディスプレイを設置スペースはない!」というユーザーは多いが、そういう場合にもIdeaCentre A720はちょうどいい。27型ワイドで解像度は1920×1080ドットというディスプレイがサブPCとしても運用できてしまう。デザインも性能も、いいとこ取りの液晶一体型PC。そんな表現がよく似合う「IdeaCentre A720」だ。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-t60p.html">IBM ThinkPad T60p バッテリー</a> </p> <p>ThinkPad X230は、ThinkPadシリーズで携帯利用を重視した小型軽量ラインアップの最新モデルとなる。2012年6月になって一斉に登場したThinkPad新モデルと同じく、CPUに&quot;Ivy Bridge&quot;こと「第3世代Coreプロセッサー・ファミリー」を採用し、キーボードにはアイソレーションタイプで6列レイアウトを導入した。 <a href="http://www.batteryjp.com/lenovo-thinkpad-r500.html">Lenovo Thinkpad R500 バッテリー</a> </p> <p> キーボードの変更は、これまでのThinkPadユーザーに少なからぬ衝撃を与えたが、本体サイズと重さ、そして、本体に搭載するインタフェースや内蔵する無線接続機能は、従来モデルとほぼ共通する。本体サイズは305(幅)×206.5(奥行き)×19~33.6(厚さ)ミリで、重さは約1.48キロ。本体サイズの幅と奥行き、最薄部は、従来のThinkPad X220と同じだが、最厚部は26.6ミリから増えている。重さもThinkPad X220の約1.46キロから20グラム増えたことになる。バッテリー駆動時間も同じ6セルバッテリー搭載状態で、ThinkPad X220が約8.9時間だったのが、ThinkPad X230では、約9.4時間に伸びた。 <a href="http://www.batteryjp.com/lenovo-thinkpad-w500.html">Lenovo Thinkpad W500 バッテリー</a> </p> <p> なお、評価用機材(HDD搭載構成)は、Web専用のCTOでのみ選択できる4セルバッテリーパック(三洋の45N1019で、出力が14.6ボルトの1820ミリアンペアアワー)を搭載していた。この状態で本体の重さを実測すると、約1390グラムと6セルバッテリー搭載状態の公称値から90グラム軽かった。ただし、セルが減って軽くなるだけに、バッテリー駆動時間も短くなる。バッテリー駆動時間を実測するため、BBench 1.01(海人氏・作)でバッテリー駆動時間を測定条件「60秒間隔でのWeb巡回」「10秒間隔でのキーストローク」「電源プランはバランス」「液晶ディスプレイ輝度は15レベル中レベル8」で測定したところ、バッテリー残量5パーセントまで3時間57分という結果だった。これは、6セルバッテリーパックを搭載したThinkPad X220で実測した7時間14分と比べて半分に近い。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-r30.html">IBM ThinkPad R30 バッテリー</a> </p> <p> 6セルバッテリーでも4セルバッテリーでも、装着した本体サイズは変わらないので、90グラムの軽量化とコストダウン(参考までに、レノボダイレクトでオプションとして購入した場合の価格は、6セルバッテリーは1万7640円、4セルバッテリーは1万5540円)と、バッテリー駆動時間の3時間近い短縮のどちらを重視するかが、選択の決め手になるだろう。 <a href="http://www.batteryjp.com/ibm-thinkpad-r31.html">IBM ThinkPad R31 バッテリー</a> </p>